修理計画書を作成します。
交換する部品があればピックアップしていき先に注文していきます。
修理するのに邪魔になるドアの内張やバンパーなどを取り外します。
パネルの修理はハンマーなどでたたいたり、溶接で引っ張ったりしてならした後、パテを三種類使い分けボディ形成していきます。
なるべくパテはボディラインをしっかり再現します。
このラインが美しいと最終仕上がりも美しくなります。
これで板金部門は終了です。
パテが充分乾いた後、下地と上塗り塗料を密着させる為にサフェーサー塗装します。
細かい凹みや歪をこれで微調整していきます。
更に塗料が密着し塗膜が剥がれにくくなります。
塗装部門の一番難しい所です。
塗料会社のデータで色を作り、実際に調色板に塗装してボディに照らし合わせていきます。
ボディ色に近づけるよう足りない色を微調整し、日向や日陰、更に光の角度を変えながら実物に合わせていきます。
塗装前に塗装面以外を保護する為シートやテープを使用して囲う、マスキング作業をします。
塗料が染み込まない特種コーティング紙や、様々なサイズの紙テープ等を使い分けマスキングしていきます。
ゴミやホコリが入らないように塗装ブースの中で塗装します。
充分に自然乾燥後、遠赤外線ヒーターを使用し焼付乾燥させます。
塗装後のボディは表面も粗く空気中の細かいゴミ等が付着しているので、ポリッシャーで磨いていきます。
先にゴミ取専用ペーパーで細かいゴミを削り落とします。
ポリッシャー先端のバフを4種類、 研磨剤を2種類使用し段々細かくしながら新車の肌に近づけていきます。
その後、外した部品や注文した新品部品を組み付けます。
試運転やライト調整、各部スイッチ、センサー等作動点検といった完成検査を行ないます。
最後に車内清掃、窓拭き、洗車をしたら完成です。